液状シリコーンゴム成形
LSR(液状シリコーンゴム)射出成形は二つの液状素材を混合して、白金触媒により熱硬化させてパーツを成形する工法です。
各材料の状況
・標準グレードElastosil3003は全ての硬度(30, 40, 50, 60, 70, 80)について:
その時の在庫状況によって納期が長くなる場合があります。
・Dow Corning QP1-250(医療グレード)/ Dow Corning MS-1002(光学グレード)/ Silastic FL60-9201(耐油性グレード)について:
3ヵ月の納期を要する場合があります。
情報は定期的に更新させていただきます。
短納期対応の液状シリコーンゴム成形工程
パーツの形状が確定し、発注していただくと、ゲートやエジェクタピンのレイアウトをご案内します。問題がないかご確認の上、ご承認いただけましたら金型の設計、製作を開始します。なお、LSRの場合は通常、エジェクタピンをあまり使用せず、金型から引き剥がす方法にて離型させます。
金型の設計が完了すると加工プログラムを生成し、マシニングセンターにて金型の固定側、可動側、アンダーカット形状を形成するためのスライドや置き駒を加工します。加工が完了した直後は「PM-F0: 低コスト仕上げ(切削したままの面、無処理)」の状態ですが、選択いただいた表面仕上げ(LSRの場合は、PM-F0、PM-F1、SPI-C1、PM-T1、PM-T2、SPI-A2の6種類)に合わせて磨きやシボ加工を施します。全ての金型部品が整ったら、金型の組立・調整を行います。
LSRの成形はLSR専用の射出成形機にて行います。一般的な射出成形と製法が似通っていますが、顕著な違いもいくつかみられます。その一つとして材料の違いがあります。一般的な射出成形では固形のペレットを溶融、射出し、金型内で冷却、固化させる熱可塑性樹脂が大半を占めるのに対し、LSRの場合は、金型内での加熱によって硬化される液状の熱硬化性樹脂2種類を使用し、自動混合装置にて混ぜ合わせて成形します。なお、熱硬化性樹脂の場合は、熱可塑性樹脂のように再溶融することはできません。
- 25~5,000個に最適
- 最短6営業日で出荷
- 金型費 200,000円~
- カスタムパーツ
- 小ロット生産
- 先行量産
- 機能試験
LSR 材料
プロトラブズは、さまざまなパーツ用途と産業に適した幅広い LSR 材料を用意しています。複数の硬度や光学グレード、医療グレード、耐油性グレードの標準的な材料から選択できます。