Design Tip

試作からオンデマンド生産まで、プロトラブズの射出成形サービスの使い方

今回のDesign Tipsでは当社の射出成形とCNC切削加工サービスを試作からオンデマンド生産まで、製品のライフサイクル全般での活用について、多くのお客様の声から得た目的に応じた使い分けなどを紹介します。

具体的に話を進める前に、まずは当社サービスの概要についておさらいします。プロトラブズは射出成形と切削加工による樹脂や金属パーツの試作と小ロット生産を承っています。ITを駆使した短納期システムにより自動化を極めること で、射出成形で標準納期10日、切削加工は標準納期3 日を実現しています。日本全国どこからでもインターネットで素早く見積り依頼、発注でき、製作はプロトラブズが神奈川県の自社工場で行います。3D CADファイルをアップロードすると、平均3時間でお見積り回答しています。この「スピード」こそが弊社の礎であり、最大の特長です。

もっとも一般的な利用方法としては、まずCNC切削加工で製作した試作パーツで形状確認から機能試験や小規模な市場性のテストを行い、製品化の見込みが立てば射出成形で小ロット生産するという流れが挙げられます。

切削加工は製品開発の初期および中期の他、小ロット生産に利用されています。射出成形は試作から小ロット生産、そして製品ライフサイクルの終盤でも活用されています。

そして、当社サービスの有効な活用方法のポイントとなるのが、射出成形の用途別の使い分けです。その用途は大きく「試作」と「オンデマンド生産」の2つに分けることができます。

試作目的

外観チェック、あるいは簡単な動作確認など、限られた評価が目的で少数のサンプルでこと足りる場合は、CNC切削加工が利用されることが多いで すが、射出成形が試作のために利用されることも良くあります。量産材料として最適な材料の選択、嵌合などの動作機能の確認、信頼性評価 の実施などの目的に有効です。

射出成形では、複数の樹脂材料を同じ金型で成形することができますので、さまざまな樹脂で部品を製造することができます。その過程において各樹脂の成形性を吟味することができますし、製造した部品を試験用の完成品に組込み、温度特性試験、強度試験などの評価を実施することにより、量産に向け最適な樹脂を選定することもできます。

プロトラブズでは、射出成形の材料は汎用から高機能まで約40種類の樹脂を在庫しており、お客様からの支給材料にも対応しています(1,000種類以上の実績-2017年12月現在)。最 ��な樹脂材料の選び方

市場に早く商品を投入するために

さて、試作が完了すると次は量産検討です。量産材料や最適な材料で射出成形した試作品で機能検証しているので量産品との差異の心配は無く、安心して量産へ 移行できます。ただし、ここで大きな壁にあたります。製品の大きさや形状にもよりますが、量産金型ができあがるまでには数ヶ月もの納期や、数百万円クラス のコストが掛かることもあります。競合他社よりもいち早く市場に製品を発表したいが、市場の需要がどれくらい見込めるかまだ分からない、というような開発 案件や、生涯ロットが少ない製品であれば、射出成形のオンデマンド生産は最適なソリューションです。商品投入後、需要が拡大した時点で 量産金型へ移行することにより、競合他社に差をつけられるだけでなく、コスト面でも効率的に資金を運用できます。

オンデマンド生産

射出成形は大量生産向きで数量は数万個以上と、通常は認識されているのではないでしょうか。プロトラブズでは違います。「小ロット生産って何個から?」という質問を受けることが良くありますが、弊社の答えは「1個から」です。必要な時に必要な数量を短納期で製造する、いわゆるオンデマンド生産が可能ですので、限定販売する製品、少量多品種の製品などに最適です。またいつでも短納期で製造を行いますので「在庫レス」を実現できます。金型はお客様から廃棄承認 がない限りプロトラブズが責任を持って無償で半永久的に維持・保管しますので、製品の初期ロットを売り切ってしまった場合や、販売終了後にメンテナンス用 のパーツが必要になったときに必要数のみオンデマンドで追加製作を依頼するという利用方法もあります。製品のライフサイクルが完全に終了するまで活用でき るわけです。また従来の量産金型と比較するとプロトラブズの金型費は安価であるため価格参考例はこちら、生涯ロットが少ない製品においては初期コストのリスクも大幅に低減できることもメリットの一つです。

製品開発のプロセスはさまざまな試行錯誤を伴うものです。自社にとってのメリットとは何か、あるいはものづくりの効率を向上できるか、検証するにあたっての参考にしてください。

 

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