月刊Design Tips

切削加工および射出成形品を効果的かつコスト効率良く設計し、材料を選択するためのアドバイスや提案を毎月、メルマガとしてお届けします。購読は無料です。ぜひご登録ください

 

製品設計や成形材料の検討における肉厚の最適化

一定の肉厚で設計することは、射出成形で樹脂パーツを作るときの基本的なルールの一つで、これを無視することは、ヒケや反り、あるいは設計どおりの形状を保てず、機能を果たせないパーツになる可能性があるのです。しかし、家電、医療、航空宇宙、産業機械などの製品設計における機能要件を考えるとき、設計者は、樹脂の流動特性や充填特性をしばしば考慮の外に置き、個別にパーツの肉厚を決めてしまいがちです。
では均一な肉厚を実現するためには何をしたら良いのでしょうか? まずは基本的なところからご紹介しましょう。

 

続きを読む
射出成形

二色成形の設計で考慮すべき<3つの重要要素>

射出成形パーツのコーナーRやリブの効果

射出成形パーツの設計で意識したい、均一な肉厚

LED照明パーツに光学用液状シリコーンゴム(LSR)が適している13の理由

射出成形パーツの外観上の問題を早期に解決!見栄え改善、製造効率UP!

抜き勾配でパーツの成形性を改善する5つの方法

射出成形パーツにおける適切な表面仕上げの選び方

小ロット射出成形を有効に活用するために

二つのパーツをつなぐ、折りたためるリビングヒンジ

射出成形を意識した3D CAD ソフト機能とファイル形式

自己嵌合パーツの設計: 対称形状の可能性

パーティングライン提案します

 液状シリコーンゴム射出成形

柔軟性に優れ、高温でも物性を維持!LSR(液状シリコーンゴム)活用のメリット New

クリップ、ラッチ、ヒンジの設計

インサート成形で樹脂部品の機能性と耐久性アップ

金型の追加工を意識した樹脂設計

クラッシュリブ−圧入パーツ設計のポイント

試作から量産をつなぐ、短納期射出成形によるオンデマンド小ロット製造

スナップフィットの設計 Part 1

抜き勾配をつけなくても良い場合

 

無理抜きで成形するアンダーカット形状

スライドで成形するアンダーカット形状

円形パーツをできる限り真円に成形

見栄えの良い外観に仕上げるコツ

肉厚の設計が射出成形の成功をリード

光学パーツも短納期で射出成形

抜き勾配が必要な理由

ゲート設計のポイント

リビングヒンジの設計と成形

嵌合パーツの設計

射出成形の樹脂流動にまつわる悩みとその対処法

パーツを金型から押し出すエジェクタ ピンの扱い

アンダーカットだけではない、スライドの多様な活かし方

穴形状付近のウェルドラインを避ける

ボスの王道

シャープな角は避けましょう

ホット・チップがゲートの問題を解決します

抜き勾配とシボについて

“雄ねじ”に関する興味深い話

 

 

 

 


樹脂による射出成形パーツの開発にあたって、抜き勾配を検討することは、成形性の改善にあたって重要です。適切な抜き勾配無しには、表面の仕上がりが悪くなってしまったり、場合によっては、パーツが変形したり破損する可能性もあります。また、抜き勾配がないと、パーツを金型から離型させる際に、パーツのみならず金型に対してもダメージを与え、余計なコストや時間が発生してしまう可能性まであります。

アンダーカットがある場合でも、比較的小さなものであれば、スライドを使わずに二方向抜き金型で取出すことができます。一般に「無理抜き」と呼ばれますが、これは、金型とパーツ形状の関係が、洋服に使うスナップボタンのように、押してパチッとはめ、引っ張って外すような状態になっている形状で、はめる際あるいは、外す際に微妙に変形します。したがって、このようなパーツの場合、変形によってダメージを与えないように、形状を考え、ふさわしい材料を選択することが必要です。


検索されたキーワード ""