Design Tip - 2009 10 月号



超短納期射出成形のプロセス概要


① 射出成形プロセス

第一回目のDesign Tipsでは射出成形のプロセスについて解説します。一般的な射出成形に共通しますので、今後の設計にお役立ていただけましたら幸いです。


射出成形のプロセスは以下の流れで進行します。

1) ペレット形状の射出成形樹脂をホッパーに入れる。
2) ペレットが熱せられたシリンダーに流れ、樹脂材料が溶ける。
3) 油圧スクリューが閉じた金型に溶けた材料を流し込む。
4) 材料が冷えて、固まった後、金型を開き、パーツを取りだす。
射出成形のプロセス

図1 射出成形のプロセス


サイドアクションが加わると、プロセスは少し複雑になります。当社の『金型ミニチュア模型』を手にとってご覧いただければ、サイドアクションのカムのある金型がどのように動作するか、確認できます。


金型ミニチュア模型をまだ入手されていない場合は、こちらから申し込むことができます。

プロトラブズ特製金型ミニチュア模型

図2 金型ミニチュア模型


② protomoldの金型ミニチュア模型

上の図2がプロトラブズ特製 Protomold の『金型ミニチュア模型』です。金型の色はそれぞれ当社のオンライン双方向自動見積もり(ProtoQuote®)で提示する色に対応しています。グリーンはキャビティーまたは固定側、ブルーはコアまたは可動側、そしてレッドはサイドアクションです。

金型ミニチュア模型の分解図

図3 金型ミニチュア模型分解図


③ 金型ミニチュア模型の分解図

グリーンの固定側金型の上部のパーツ(図3-a)を持ちあげると、イエローのパーツが見えます。そのパーツにはランナー、スプルー、そしてエッジゲート(これらは全て後でカットされる部分です)が付いています。そしてレッドの部分がサイドアクションです。


グリーンの固定側金型にあるいくつかの特徴、特に樹脂が金型のキャビティー内に注入されるゲート、そして部品にあるホックの外側を形成する抜き勾配のある、スライドするシャットオフ面について、注意してご覧ください。(図3-b)


レッドのサイドアクション(図3-c)を引っ張ってください。部品の外側に形成されている穴と浮き文字に注意してください。


金型が完全に開いた状態になれば、ブルーの可動側金型の半分(図3-d)にあるコアから部品を押し出すためにホワイトのイジェクターが隆起します。通常、金型の半々は成形機に水平に設置されているので、これでパーツは金型から自然に落下します。


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